~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

E講座:子との付き合い方②

【生活場面】
◆~2歳◆
言葉に頼らない語りとうた(親の行為)。
「体から体に伝える」のが「指示」
もちろん言葉を使うな、ということではなく
言葉は添え物であるという認識。
※生活全般でいえば
なるべくコンビニ・お弁当屋さん・車に頼らないとかそういうこと。
言葉=コンビニ・お弁当屋・車などの「便利なもの」。
なるべく不便な状態を演出しつつ
徐々に便利な状態にしていく、ということがコツ。
しかしそれは個々の家庭の諸事情によって異なるので
それぞれの家庭で母親が状況に応じて調整していくこと。
※参考書籍:「不便なことは 素敵なこと」桐谷エリザベス著
 参考資料:たよりもりのNo40 「言葉に頼らない語りとうた」より
 
 ・なでる・ゆらす
 ・さする
 ・抱きしめる(持ち歩く)
 ・なめる
 ・口移し
 ・おんぶ
 ・匂いをかぐ
 ・みるめる・にらむ
 ・ほほえむ
以上は非論理的動作であるが言葉を一切使わなくても指示はできる。
 
例:サッと行って触り、行為で示す。
  赤ちゃんは言葉が通じないが
  おむつを替える時は特定の場所を決めておむつ替えをする。
  次第に赤ちゃんは、おむつを替えて欲しくなったら
  自分でそこに行き足を上げて待っていたりする。
  (日課のなかで「トイレを教えている」ということ)
  トイレトレーニングではなく日課に取り入れつつ
  決まった場所でおむつを替えていく方法が望ましい。
 
日本人は「阿吽の呼吸」で物事を進める傾向にあるので
「言葉」が重要視される世界に出ていくと不利になり得る。
子育ち理論では幼い頃の指示で出しは
「言葉」を使わないので傷つきにくい。
さらに、「物語を語り返す」ので
子は語るのがうまくなり、成長とともに徐々に「言葉」を使うことで
バランスがよいのだと考えている。

・本読みは「子が本を読んでいる」という前提で
読み聞かせるので本を読む子になる。
指示出しは言葉には頼らないが、「ファンタジー言語」による指示は出ている。
指示されてきた子は、成長とともに周りへの指示出しが非常に上手くなる。

・子が一番最初に指示を出す相手は母親。
「指示を出してくれた人」母親に対して指示を出すことになる。
母親は「頼まれたことはやる」ので、
子も母親には「やだ~」と言っても(甘えても)外(甘えられない状況)へ行くと
頼まれたことは気持ちよくやるようになる。
→結果的に人に好かれるので、得である。

・「やって見せる」ことが行為による指示ではなく
0歳で生まれたところから親が「やっていること」自体が指示。
これが「子どもはまねして育つ」ということ。
子育ちは子がまねて育つというより
「まねで返す」ことの方が重要であるという位置づけ。

1歳くらいから物語言語(ファンタジー言語)での指示を開始。
(指示が意味をなしてくるのは
子から言葉が出てくる2才くらいからだが、親側の指示の練習として行う)

しかし、本人から意味のある言葉が出てくることをじっくり待ち
(あくまでも子が発することが先!)、
出てきたら受け止める、この瞬間の言葉が「意味」をもつ。
丹念にまねで返すことを繰り返し
ひとつひとつモノにしていく方が大事。
(まねで返されることによって「もっと喋っていいんだな」と励まされる)

◆~6歳◆
・こうしてファンタジー言語を使い続けると4,5才くらいで
親:コビトさんが片づけて帰ったよ~。
子:コビトさんなんていないもん!
というようになる。
これは特に女の子に多く、逆に男の子はずっと信じていたりして幼さが残るが
行動はどうしようもなかったりすることが多いので
「男の子の育て方」という本がよく出ている。
男の子には「命」の部分が強いので、子育ち的には
「まねで返す」「指示」を出して「イヤ」と言ってもらうことが
全体的に秩序だっていくことにはなる。

◆6才~9.5歳くらい◆
・指示は日常言語をつかっていく。
・9.5歳くらいで読み・書き・そろばん(計算)を入れる。
9.5歳までの読み書き、計算は生活の一部。
教育としては、この頃からの小数、記憶の領域から。
アインシュタインは天才であったが
計算が苦手で得意な人にやってもらっていた。
(「遊び」に偏った人)
計算ができることと、オリジナルな発想をすることは別モノらしい。
学校システムは「生活」に偏っているので
「計算ドリル」が多くなるのは当たり前とも言える。
 
 ※Fさんの講座録から引用し作成しています。