~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

E講座:子との付き合い方④

【遊びの場面】
 
◆-1~2歳◆
・超越的:わらべうた・うそうたは胎児時代から通じて、効果的。
わらべうたとうそうたは万能型。
※「生活」では離れた場所から言葉での指示出しではなく
体から体に伝えるという意識。
頭では「やりたくない」と思っていても
体が勝手に動いてしまう、コダーイ研究所のいう「自動化」
自由は秩序を獲得しているという前提のうえでの発想による感覚。

◆0歳◆
「視線」「表情」「動き」「発声」この4つを丹念に繰り返す
 
・オウム返し:言葉ではなく、まずは「視線」
本人がジッと見るので、ジッとまねて見返していると
そのうちニヤッとする。これが乳幼児期において重要なこと。
成長発達理論から見ると様々な障害の典型的な症状のひとつに
「視線が合わないこと」があげられ、発達の診断の指標になっている。
 
その次が「表情」
親がニコニコすることが重要なのではなく
子がニコニコすることを受け止めることが重要。
ニコニコした子を受け止めてニコニコとまねで返す、ということ。
 
そして「動き」「発声」
手を振ったら手を振り返す、ニギニギしたらニギニギを返す。
「あ~」(喃語)と言ったら「あ~」と返す。
 
一番初めにマネで返されると
赤ちゃんはびっくりしたような顔をする。
生まれた瞬間は世界には自分しか存在しない、という孤独な存在だったが
「あ~」と言ったら「あ~」と返ってくる・・・
「あれ、誰かいるぞ?!」と気が付く驚きだと解釈する。
気が付いた子はグッと落ち着く。
 
以前の資料の助産師のHさんは3時間余りの長時間移動の際も
乳児の我が子に「マネで返す」をし、子が落ち着いていたと。
 
この「赤ちゃんにまねで返す」というテクニックを一番初めにされたのがWさん。
この頃はまだ理論化されていなかったので
「そこまで丁寧にやるか?」と思ったほどだったが
実際に赤ちゃんが非常に落ち着いていたので、心に止めておいた。
Hさんのフィールドバックによって理論化された。
 
◆2歳頃◆
ファンタジー言語による言葉のオウム返し
言葉のオウム返しは子に学ぶということ。
まねをするとは 我が子に学ぶということ。

その子の言葉を学んで、それを指示で使うと非常に効果的。
例:電車好きな子に対して
「新幹線の〇系で歩いて下さい」(ファンタジー言語)ということなど。
父親には通じなかったりする。

サンタクロースがいるとかいないとかもファンタジー
サンタクロースについて
「嘘を教えちゃいけない」と否定する父親がいたりする。
父親の気持ちは理解できるが伝える時期が早すぎる。
前半は母親の時代であるから
9.5歳以降の父親の時代になったらそう言って下さい、と
お願いし伝えること。

同じ意味で、赤色を「青」と言っても「青だね」と返す。
 
◆4歳くらい◆
語尾音返しによるオウム返し(ファンタジー言語)
話す言葉が長くなってくるので語尾のみ返す。
「○○で、~~で、△△だったんだよ」
「あぁ、△△だったんだね」と語尾を返せば
話しを全部聞いたことになる。

◆6歳くらい◆
あいづち・うなずき(日常言語)
※3歳くらいの子に「そうだね」とあいづちで返すと
「そうだねじゃないでしょ?!」と怒ったりする。
逆に5,6歳くらいになってまねで返すと
「マネしないで!」と怒るので
あいづちで返すタイミングだと分かる。
この差が成長。

◆9.5歳~◆
言い換え・要約
子「こうこうこうで、こうだったんだよ」 
親「つまり言いたいことはこういうことだね」と
概念化して一言で言い換えてあげる。(ここに教育的配慮がはいる)
 
◆13歳~◆
質問形式
子「転んじゃった・・・」 
親「薬つけた?」と会話を飛ぶけれど、その間を省略できる。
※3歳児には「転んじゃった」
「転んじゃったんだね。じゃあ傷口洗おう」
「薬つけよう」と順に指示出しをする。
13歳ではこの過程を省略できる。
たまに、この過程を省略できない子もいる。
そういう子は「問題児」と認識されやすいが
「問題児」ではなく「親」によるものともいえる。
「問題児」は存在しない。

この理論の出発点が親野智可等氏の「4つの会話のテクニック」という資料。
コーチング理論をもとに書かれた文章。
これを順に時間軸で並べ替えたのが「子育ち理論」

効果として
1,癒し効果
2,問題解決に結びつく
3,やる気がでる
4,信頼関係
はその通りであると言える。
 
 
※Fさんの講座録から引用しています。
 
この記事は3/5に掲載したものを修正変更し3/6に再掲載しました。