~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

我が家の「すごい!」と母

「すごいって言葉、使ってもいいんですねー」と
ブログを見てくださった方からお声を頂きました。
 
使ってもいいのか・・となると
ちょっぴり、疑問符がついてしまいます。
 
分析好きな私・・ということで
うみくんとのことを振り返ってみることにしました。
 
ここからは私の見解になりますが・・・。
 
 
子育ちに出逢ったのはうみくん2歳1ヶ月。
日課の安定に追われる日々でした。
 
もちろん、指示出しやまねで返す、は
頭ではわかっていても
なかなか身体がしっくりしない状態でした・・・(苦笑)
 
そこで、すごい!という言葉を
うみくんに対して使っていたかというと・・
使ってはいなかったのです。
 
その頃はほぼ、生活場面での指示出しが主でしたから
使うことがありませんでした。
 
日常生活でのことや家しごとのことなど
うみくんとのやりとりを振り返ってみても
生活の場面では「すごい!」という言葉を
私はうみくんに対して使っていないのです。
 
今でもそうです。
 
では・・どこで・・となると
それは、遊びの場面なのです。
 
うみくんがデコレーションバスを作った時や
段ボールでバスステーションを作った時など
思わず「おぉー!」と感嘆の声が出てしまう時
そんな時なのです。
 
最近ではコツコツと地道に取り組んだ自転車を
スゴ技で乗りこなした時や
縄跳びがなかなか跳べず
縄を回すところからはじめて
ようやく、はじめて一回跳べた時や
こまがなかなか回せなくって
ようやく回せるようになった時などなど・・・。
 
母の心の叫びが情動で思わず出ちゃった・・
そんな感じの時に「すごい!」は出るのです。
 
こうして、振り返ってみますと
生活の場面では心の叫びがでるような
「すごい!」は存在しないってことだよなぁーとも
思っています。
 
生活の場面で使うとすれば
意図して「ほめる」褒め言葉で
はやし立てるようなそんな感じがして
情動で心の叫びではないように思うのです。
 
もちろん、乳幼児期に
はじめて何かができるようになった時は感動しましたが
それでも「やったー」とか「わぁー」いう言葉はでても
「すごーい!」という言葉はでなかった私です。
 
「物事を一点で捉えると引っかかることが増える」
私が看護学生時代によく言われた言葉です。
「点で物事をとらえるのではなく線で物事をとらえなさい」
「広い視野」「長期の視野」をもちなさい、ということを
教務の先生によく言われてました。
 
もしかしたら、「すごい」という言葉も
そうなのかも知れないなぁーと感じています。
 
使い手と受け手の関係性や
使い手の想いや情動、そしてその人なりが
反映しているものではないかと思っています。