~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

子育ちと緩和ケア  ~自分の時間は日課から~

子育ち講座の中で遠藤さんは、
親と子のバランスは「中庸」と言われます。
どちらかに偏らず正しいこと、中正を意味する言葉です。
この、「中庸」は親子関係はもちろんのこと、
介護や看護にも当てはまるコーチング的要素を含んでいると、
医療従事者である私はそう思います。
 
 
 
 
私は看護学生時代、「適当」というこの言葉が、
好きではありませんでした。
「適当」 をあやふやで中途半端という意味で
とらえていたからです。

ある日、教務の先生に言われました。
「あなたは、適当という言葉の意味を知っていますか」 
 
 
 
 
私は、慌てて辞書を開きました。
①無理がなくあてはまること   ②ほどよいこと
書いて字のごとく、「ほどよく あてはまる」ことだったのです。
私は、思い違いをし 「適当」 真逆にとらえていました。
 
 
 
 
私はそれ以来、普段の生活の中に、「ほどよく あてはまる」 を
意識するようになりました。

医療従事者であっても、
限りある生と体力しか待ち得ない生身の身体、
無限に尽力することはできないから・・・。

そして、対象となる方々への援助すべてが、
状態改善に寄与するわけではないのだから・・・。
 
 
 
 
 遠藤さんが親と子のバランスは「中庸」と
A講座でお話しされた時、
「適当」を意識している感覚に似ていて
心がすっと軽くなったことを覚えています。
 
 
 
 
「中庸」を意識することは、身を粉にして頑張りすぎない
犠牲感のない日課につながるので、
日常生活を過ごすうえで、とても重要ではないかと思います。

父の療養中、子育ちの概念が父との間にも成り立ち、
当てはまることを実感した私は
「中庸」を意識しながら過ごすことで、
家族とほどよいバランスを保てる
「自分の日課の確立へつながるのだと思っています。
 
 
 
 
介護、看護、保育、育児など、
人と関わりお世話的な役割を担っている方はもちろんですが、
仕事や趣味など普段の生活の中でも「中庸」いうほどよいバランス感覚を
意識することが大事なのだと感じています。
 
 
やはり、緩和ケア(介護)と子育ち似ています。
父との子育ちの日々、
「中庸」という父とのほどほど感をまた綴ってみたいと思います。