~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

地味ですが…

先週、金曜日の夕方のできごとです。

ベランダで家しごとをしていると
「お母さん、また、あの子が来たー」
と、うみくんが母に言いに来ました。

母 「えっ?またー?鍵しめてある?」
うみ「うん、鍵しまってる。そのままでいい?」」
母 「うん、そのままでいいよー」
「わかったー」とうみくん、リビングへと戻りました。

母はベランダでの家しごとを終えて
リビングへと行くと、また
「ピンポーン」とインターホンが鳴りました。

うみくんと母は息を殺して、じっと
インターホンの画面を見つめていました。


-おしまい-


夕方の5時半ごろに
うみくんの小学校の同級生が我が家へ来たのです。

うみくんと同じクラスにはなったことがない子で
直接的に遊んだことはないのですが
一度、同じクラスの子と遊んだ時に
混じって一緒に遊んだことがある、という子なのだそうです。

夏休み前の夕方、その子と妹が
我が家にやって来たのです。

それも、インターホンも鳴らさず
玄関を開けて我が家のリビングに二人で
入ってきたのです。

うみくんと母は呆気にとられ放心状態…。
一瞬何が起こっているのかわからずでしたが
ハッと我に返り、今日は英語の日で
今から出かけると伝え帰ってもらったという
事がありました。

そして、先週の金曜日は
男の子と女の子が6人ほど
玄関のエレベータ前に自転車を置き
インターホンをのぞき込んでいる姿が…。
 
私が衝撃的だったのは
時間が夕方の6時近いということです。

この時間からお友達のお宅に
大人数で遊びに行くこともさることながら
我が家にやってきたお子さんたちには
夕方の6時が「家に帰る(いる)」
という時刻ではないのだということ。

妹には
日課てさー、意識していない人、結構多いよー」
って、言われていました。


ここからは私の見解なのですが
確かに日課には
学習塾とか習い事とかのように
華やかな部分は一切なく
地道で地味で目立ちにくい
そんな一面もあるように思います。


「地味」という言葉なのですが
「地」には「本来備わっている性質」の意味があり
「味」は「趣き」の意味で用いられることから
「地味」には土壌の善し悪しや
その土壌でできた作物を指す意味合いがある
という説もあるそうです。


日課は地味なのかもしれません。
ですが、この地道で地味な日課こそ
子の育ちや人が生きていくうえで
何よりも大切なことなのだと私は感じています。