~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

体内時計と身体のリズム②

【体内時計の種類】
 
私たちの身体の中には5種類の体内時計があるとされています。

●年周リズム(季節リズム)
  1年を周期としたリズムで季節リズムといわれます。
  人間も春には眠気が強くなったり、秋から体重が
  増加したりします。渡り鳥が渡来したり、
  クマが冬眠するのも年周のリズムに当てはまります。
  ※子育ち的年課にあたります
●月周リズム
  約1カ月を周期とするリズムです。女性には月経周期が
  あり、女性ホルモンの分泌などに関与しています。
  ※子育ち的月課にあたります
●週周リズム
  1週間(7日間)を周期とするリズムです。血圧などは
  1週間の中で変動することがあります。
  ※子育ち的週課にあたります
●日周リズム(サーカディアンリズム
  地球の自転と同じ約1日を周期とするリズムです。
  子育ち的日課のベースになるのが、このリズムです。
  人間の体温は朝目覚めてから上がり始め、日中は高く
  夜になると下がり眠くなります。
●90分リズム(ウルトラサーカディアンリズム
  約90分を周期とするリズムです。人間は寝ている時は
  浅い眠りと深い眠りを約90分周期で繰り返しています。
  ※子育ち的お昼寝にあたります
 
※この5つのリズムが私たちの身体で同時に動き、
日々の生活リズムを作っているのです。
 

 

体内時計は太陽の光でリセットされる

地球の1日が24時間であるのに対して
本来、人間が持ち得ているであろう
1日のリズム(サーカディアンリズム)は
24~25時間とされています。
 
毎日、地球リズムへの時刻合わせをしなければ
体内時計は地球リズムからズレが生じます。
 
この地球リズムへの時刻合わせに
重要な役割を果たしているのが
「太陽の光」
朝、目から入る太陽の光を感知して
私たちは「体内時計」のズレを
毎朝、リセットしているのです。
 
となると、子育ち的日課
朝の適切な時刻に自分で起きるということは
「体内時計」をリセットするのに最も有効な手段となるわけです。
 

健やかな身体を育むには・・・

朝の太陽の光で本来、持ち得ている
体内時計の「体内時間」と
地球のリズムである「1日時間」との
間に生じる微妙なズレを修正しながら
私たちの身体は機能するとされています。
 
ですから、私たちが健やかな身体を育むには

①自分で起きる時間をコントロールできる身体を持ち得ていること

②朝の太陽の光
が、必要不可欠な要素になるというわけです。
体内時計乱れと病気
近年の研究では、「体内時計」が乱れると
心身の不調や肥満などの生活習慣病を促進したり
老化の原因にも影響するとも言われています。
 
中でも健康三原則といわれる
「休息」「栄養」「運動」
 を意識することは
 老若男女を問わず日課(生活リズム)の軸となる
1日の過ごし方に目を向けることに繋がり
健やかな身体を育むためには重要だといえます。
 
さらに、その人に応じた個々の
日課(生活のリズム)を整えることが
病気になりにくい身体をつくることへの
近道なのかもしれません。