少数派なのですね・・・
私は今、保健所に連接する母子保健関連の業務に従事しています。
子育てや育児に関する相談業務にも携わっています。
先日のことです。
ある親御さんが育児に関する相談にみえました。
生後3ヶ月になるお子さんの睡眠リズムに関することでした。
私はてっきり、夜泣きや
細切れな眠りの浅い睡眠時間に関することだと思ったのですが。
そうではなかったのです。
その生後3ヶ月になるお子さんは夜間しっかりと眠るのだそうです。
親御さんのお話をお伺いしますと
睡眠時間もしっかり確保できていて昼夜のリズムも整っているのです。
今までは6時ごろに目を覚ますお子さんが
夏の太陽のリズムの合わせて起床が1時間早まってしまい
5時ごろ目を覚ますのだそうです。
そんなお子さんの睡眠リズムについて
これでいいのか、と思った親御さんは他の親御さんに
睡眠リズムについて聞いてみたそうです。
すると、口々に
こんなに早く乳児で目を覚ますのがおかしい、と
同じ月齢のお子さんの親御さん方に言われたのだそうです。
(※誰一人、同じ睡眠リズムの子はいなかったそうです)
「私の接し方、生活リズムが問題なのでは・・」と
目に一杯涙を溜め、お話しされるそのお姿が何とも切なくなりました。
日課が安定しているお子さんは今、皆無に等しく少数派なのだそうです。
今は意識をしなければ、太陽の動きに応じた体内時計を整えるのことが
難しいそんな環境になっているのは確かです。
ですが、体内時計を確立しているお子さんが
「おかしい・・」と言われてしまう、そんな親御さんの現状に心が痛みます。
新たな部署に配属になり今年度から生活リズムと
健康三原則となる「休息」「栄養」「運動」を踏まえた講話を
させて頂く機会が増えました。
このことを胸に秘め
日課の安定と生活リズムを整える術をお伝えできるよう
前向きに取り組んでいきたい、と改めて強く思う今日この頃です。