うみくんマットを満喫して・・・
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先日、うみくんマットを目の当たりにした妹。
「ちょっと、これは~」とうみくんマットをみるなり絶句・・。
確かに落書きにしか見えないうみくんマットなのですが・・・。
もとは下に敷いてある家族のマットだけで
うみくんと家族の空間とわけて空間設定をしていました。
他界した父の部屋で使用していたマットを
リビングへ移動したら「うみくんマット」と大喜び!
うみくん、マットの模様の線を線路や道路にみたて
遊んでいました。
空き箱を並べたり、積み木やプラスチックのケース
はたまた、テレビやDVDのリモコンなど
ありとあらゆるものを総動員してうみくんマットを満喫していました。
しばらくすると、うみくん。
「うみくんマットで電車やバスのマットを作りたい」と
言うようになりました。
最初はまねで返していました。
「うみくん、ここにだいもん駅つくりたいんだよねー」
「そっかー、だいもん駅つくるんだー」
「それでね、名鉄とJRの駅もつくってさー」
「名鉄とJRもつくるの?」と母。
「うん、だからさー、マットにつくってもいい?」
「うーん、マットにつくるのは・・・」と母。
「うん、だめー?」などと、繰り返していました。
そんなやりとりの中うみくんは、ブリオのレールで
「今日の線路」をつくっては遊んでいました。
そのうち、言わなくなるかな~と思っていた母ですが。
すると、ある日。
うみくんのミニカーのバスにデコレーションが!
カラーインデックスを切って、数字や行き先などを書いて
張っていることはありましたが、
紙を切って色ずけしてのデコレーションは初めてです。
「だからさー、マットもつくりたいんだよねー、だめー?」
と、うみくん。
「うーん・・・」首を縦には振らない母。
それでもうみくん、母に懇願する日々が続きました。
そしてある日、うみくんに
「ねぇ~、どうしてバスはよくって、マットはつくれないの?
どっちもうみくんのでしょ!」と言われた母。
はっと、しました。
そうです。そうなんです・・。
うみくんにとってはミニカーのバスもマットも同じなんです。
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こうして誕生したうみくんマット。
ひとつずつ、おもちゃを戻す母の密かな楽しみとなり
うみくんの成長を垣間見れる至福の時間となりました。
妹には
「うみくんって、そういうとこあるよねー、
まあ、私にはできないけど・・・」とも言われてます(苦笑)
そんなマットも先日の激しい嘔吐で汚れてしまい
再生不能な状態となりました・・・。
うみくん、マットがなくなり
バスのデコレーションがきらびやかになってます。
ジョウロの水で洗ってはデコレーションを楽しんでます。
ちっちゃかったころのうみくんがおトイレの壁に
書いのとは明らかにちがう、うみくんマット。
うみくんマットにあたっては
それなりの葛藤が母にもありましたが・・。
今ではうみくんのひとつの物語になりました。