日課の安定からみえること
先日のお試し講座でのできごとです。
講座を終えて一息ついて
お昼を食べていた時のことです。
一緒にお試し講座にお付き合いをしていた
HNちゃん(2歳11ヶ月)が
昼食のお素麺を食べていました。
HNちゃんの向かい側に座っていた私は
Hさんや遠藤さん、
HNちゃんのお母さんのSさんと歓談しながら
HNちゃんがお素麺を食べている様子を
何気なく眺めていました。
すると、HNちゃんが
横に座っていたSさんの方を向き
胸を突き出すような仕草をしました。
私は、HNちゃんのその仕草が気になり
見入っていると
Sさんが「あー」と言いながら
カバンからHNちゃんの
お食事エプロンを取り出して
HNちゃんにつけました。
HNちゃんは何事もなかったかの様に
また、テーブルの方に向きをかえ
お素麺を食べ始めました。
-おしまい-
HNちゃんとSさんの二人のやりとりから
「指示は身体の動きをつくること」なのだと
改めて感じました。
さらに、HNちゃんは基本的生活習慣となる
食事の所作についても
イメージができるのだと感じました。
私は以前から、子育ち的日課の安定は
「乳幼児期の基本的生活習慣の確立に繋がる」
と、感じていました。
ですが、私が子育ちに出逢ったのは
うみくんが2歳を過ぎた頃。
乳幼児期からの日課の安定と確立については
実践できずだったのです。
うみくんとの関係性の中で
繰り返される日課の積み重ねや
子育ち的な指示出しには
子が次第に物事を肯定的に
とらえるようになることを実感していました。
そして、生活習慣は
日課とともに身体に馴染みながら
身体の動きをつりだすのだと
うみくんからも感じてはいたのです。
うまく解けなかった私のモヤモヤした考えを
乳児期から成長を見守るHNちゃんから
「乳幼児期の日課の安定は
基本的生活習慣の確立に繋がる」と
改めて確信した出来事でした。