~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

日課にまつわるエトセトラ

遠藤さんは講座の中で
「子育ちの最大の功績は場面区別」とお話されます。
もちろん、場面区別は画期的だと思います。

ですが、私は子育ちは
日課にはじまり、日課に終わる」と
感じているほど、子育ち的日課に魅せられて
場面区別の功績に引けを取らないと
密かに思っています(苦笑)

ここからは私的な見解になりますが・・・。

子育ち的日課は時間割のように
時間区分によって割り振られるような
タイムテーブルではなく
その時々の条件によって行為の流れを
柔軟に変容できる流動的な日課なのではと
感じているからです。

電車の時刻表のように
厳密に時間で割り振らなくても
乳幼児期に子育ち的日課の安定を心掛けていると
自然な流れにのって一日を過ごせる
そんな要素を秘めていることが
私にとって子育ちの最大の魅力とも感じているからです。


乳幼児の療育の臨床の場では
「感覚過敏」は治りにくく
自閉症の要素も含む、とされていたので
乳幼児期の成長が緩やかで
感覚過敏という感性を持ち合わせていた
うみくんの成長が気がかりでした。

かといっても何をしたらよいのかも分からず
自分がどのような子育てをしたらよいのかに
目を向けた育児だったように思います。

不安が強い、新しい環境に馴染むのが困難。
不安を取り除けば不安を克服し成長を促せる。
先の見通しができる。予告をする。
環境で成長する。
社会性を培う。
自己主張、自己抑制、共感性などが重要などなど。

ポイントや方向性は
いろいろな書物やマニュアルにあるのですが
具体的な実践となるテクニックには
なかなか行きつくことができず・・・。

何をしたらよいのか
何をすべきなのかを見いだせずにいた頃に
出逢ったのが子育ちの日課の安定でした。

子育ちとは何ぞやも分からずに
日課の安定に四苦八苦の日々でしたが
今、振り返ってみますと
子育ち的日課には重要な要素が
散りばめられていたのだと実感しています。

成長の過程に重視する要素となる
①不安を取りのぞく
②先の見通しができる
③予告をする
が子育ち的日課には盛り込まれています。

さらに、日課はまねと指示、労いなので
社会性を培うために必要とされる
①自己主張
②自己抑制
③共感性
をも身につける術になったのだとも思っています。

科学の理論的研究の姿勢には
仮説をたてて検証して
真偽を確かめるやり方がありますが
子育ち的日課の奥深さに魅せられて
ついつい分析的研究したくなる私です。