振り返れば母がいる③
昨日のできごとです。
「お母さん、先生なんて?」
と、湯船の中で母に聞きました。
「今日の、先生とのお話し?」と、母。
「うん、そうー、どうだったかなぁーって思ってさー」
と、言うとうみくんは湯船のお湯で
顔を洗いました。
「2学期になって発言ができるようになってきましたって」
「あと、算数の計算問題に計算ミスが多いから
わかっているのにもったいないなぁーって思いますって」
「そうそう、漢字ー、もう少し丁寧に書けるといいですねーって」
「お母さんもさー、うみさんの字、
読めないなーって思うことよくあるよー」
と、母が言うと
「つーっかさー」
「H先生だってさー、字が下手なんだよー」
口をとがらせました。
-おしまい-
「あの話はしなかった?」
と、うみくんに聞かれましたけど
うみくんから頼まれていなかったので
個人面談で先生にはお話ししませんでした。
それを聞いたうみくん。
また、いろいろと学校での出来事を話してくれました。
うみくんが語る話に頷きながら
耳を傾ける母。
振る返れば母がいる、という母としての立ち位置を
個人扱いのうみくんから
さらに強く感じている今日この頃です。