親は余計なことはしない、頼まれたことを丁寧にやる
昨日の朝のできごとです。
うみくんをいつものように送り出し
母の日課で朝の家しごとをしていると
家の電話が鳴りました。
電話のナンバーディスプレイに
うみくんの小学校の電話番号が表示されました。
母が慌てて電話に出ると
「あっ、習字道具忘れちゃった・・・」
と、ぼそぼそとした覇気のない声でうみくんが言いました。
「そう、わかった。すぐに届けるね」
と、母が言うと
「うん、ありがとー」と
電話の向こうのうみくんが言いました。
-おしまい-
登校して間もなくの電話に
うみくんに何かあったのか、と、慌てて電話に出たのですが…。
学校からうみくんが電話をしてくるのも
初めてのことです。
うみくんは電話で
忘れたものを母に伝えただけでした。
ですが、母にはうみくんから
忘れ物を届けてほしい、と頼まれたと
そう感じました。
母は、電話を切り
直ぐにうみくんの学校まで向かいました。
学校は朝の会が始まるか否かの時間で
校門にいらした先生に経緯をお話し
教室まで届けることへの承諾を頂いて
うみくんの教室に向かいました。
廊下側の一番後ろに座っているうみくんへ
廊下からそっと「忘れ物」を手渡して
余計なことは一切せずに
そのまま帰宅しました。
学校から帰宅したうみくんにも
「忘れ物」については一切ふれず
いつものように夕方日課で過ごしていると
うみくんが不意に
「家族ってさー、やっぱいいよねー」と、言いました。
そんなうみくんに
「家族って、いいよねー」と、まねで返しながら
うみくんからのもう一つの頼まれごとである
「クレヨンしんちゃん」を
見てみようかなぁーと、思っている母です。