うみくんから垣間見ること③
水曜日のできごとです。
うみくんの帰宅を玄関で待ち構えていた母。
母 「うみさん、今日、遅かったねー」
「もう、直ぐにでかけないと・・」
うみ「あー、ちょっと冷たい水飲むー」
汗だくのうみくんがランドセルを降ろすと
キッチンへ行きました。
うみ「お母さん~、英語の準備しといてくれる?」
母 「はーい、了解しましたー」
お出かけのリュックに
英語のブックと英語のうわぐつを入れました。
うみ「あとさー、水筒のお茶もうないから補充しといてー」
「それと、帽子ー、あっ、宿題もー」
と、矢継ぎ早に母に言いました。
ーおしまいー
帰宅から2分ででかける準備をして
駅までの道のりを15分ほど二人で歩きます。
(それでもギリギリでした)
この日も暑くて
西に傾きながら照りつける日差しの中
急ぎ足で駅に向かいます。
この日、母はオフで午前中は家で過ごしていたのですが
早足で向かう駅までの道のりは結構キツイのです。
ですが、うみくん。
そんな母をしり目にしっかりとした足取りで歩きます。
「お母さん、時間どう?」
「またさー、『すみません~、乗りますー』って
言わなくちゃいけないかなぁ。」
なんて言いながら歩いていくうみくんに
頼もしさを感じました。
そのうち、うみくんに
「おい、おかー、遅いぞ~」なんて言われるのかなぁ…。
あっ、もう少ししたら
母のウーンと先を歩いちゃってるか…。
たまには、振り返ってくれるかしら・・・
うみくんと一緒に歩きながら
思いを巡らせる母でした。
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