~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

もり番さんと三河のエジソン

子育ち講座の特典ともいえる「たより もりの」は
私のバイブル的存在で冊子「Kosodachi」と同様
毎日、目を通さない日がないほどの愛読者です。
 
 
 
「たより もりの」の内容もさることながら、
編集後記やもりのつぶやきもイインデス!
いつも、おぉ~と、感嘆の声が出でしまうラインナップで、
すっかり虜になってます。
 
もりののお店は1984年12月に開店したこと、
コミュニティカフェ はぴくすのこと、
HさんとMさんに誘って頂いて、
遠藤さんが久し振りに堂島の海へおでかけしたことなどなど・・
 
「前に進んでいるのか どうか心許ないけど、
今年も淡々と繰り返していこう」
という、遠藤さんのコメント・・・。

初期の頃から、
ご一緒に遠藤さんと子育ちをつくりあげてこられた方々・・。
共に歩んでこられたんだな・・・と、感慨深く、
熱いものがこみ上げてきます。
 
 
中でも、私の心に残るのが福井のFさんと遠藤さんのやりとり。
物理と子育ち理論という記事ですが、
ノーベル物理学賞を三人の日本の方が受賞したことに
興奮されたFさん、そして新聞を読みながら考えたことは
「子育ち」のことだったと・・・。
 
 
30年前に仮説、理論を打ち出して、
世界中の人たちが膨大な労力を注ぎ込んで
理論が正しいということを証明し、
その理論が正論となり世界中の人たちに使われる。
 
 
遠藤さんの子育ち理論も最初は仮説でしかなかったかもしれない。
でも、たくさんのお母さんが実践されて、
その結果を遠藤さんにフィールドバックする、
この過程、進行のプロセスが子育ちを支える源なんですね~。
 
私、このプロセスには元職場でのことが重なるんです。
そして、私もこのプロセスに
少しでもお役に立てればいいな~とも思っています。
 
 
おっと、ちょっと横道にそれちゃいました。
 
その最後に福井のFさん、
「遠藤さんにノーベル賞を・・・」とコメントされたら
遠藤さん、「私は、吉川英治文化賞が欲しいな。」と
コメントをしてみえました。
 
ちょっと、気になって調べてみたんです。
この賞は吉川英治国民文化振興会が主催し、
講談社が後援する文化賞で日本の文化活動に著しく貢献した人物
並びにグループに対して贈呈されるものとのこと。
中でも、日本文化の向上に尽くしながらも
報われることの少ない人、団体が対象と・・・。
 
私、この時、初めて知りました。
このような素敵な賞があることを・・・。
 
 
そうしたら、昨年、
我が地元の三河エジソンこと加藤源重さんが受賞されました。
ご自身の不慮の事故による障害を克服しながら、
障害を克服するための自助具を発明する発明家の加藤さん。
 
そのお話しを先日のえんどう豆の会で
子育ちOBのHさんとしていたんです。
そしたら、先週、週課の図書館交流プラザで、ついに発見しました。
 
何だか、似てるんです。遠藤さんに・・・。
そして、子育ちに・・・。

その物語に登場したMくん。
幼いころ、自宅のお店の機械で右手の3分の2を失った。
 
そんなMくんが、四国からご両親と祖父母とともに、
加藤さんを訪れる。
さまざまな自助具を試し、たくさんの自助具を抱えて帰ったMくん。
でも、しばらくすると使わなくなったのだとか。
 
さらに、Mくん、以前のように手をかくさなくなったそうです。
できないことがあっても、恥ずかしがることなく、
できることでがんばるんだって張り切っているそうです。
 
嫌がっていた人ごみにもでかけていけるようになり、
人にじろじろ見られても平気で手をふって歩いていくのだとか。
 
自助具で乗っていた自転車も、けがをした右手をそえて、
片手で自転車を運転しているそうです。
 
「育つって、こういうことなんですね。
大人の心配なんか、ぼーんぼーんとふっとばして、
Mは自分で力をつけていきます。
わたしたちは、Mのじゃまにならないように見守っていきます」
この、おばあちゃんの言葉、子育ちだな~って、思いました。
 
従業員の中田さんの言葉、
「源重さんは、やれないという気持ちを取りのぞいてやったんだ。
それでいいんだ」
 
 
「子は 自ら 育つ」  自分の力で成長していく。
この言葉と重なります。
 
 
 
そして・・・、遠藤さんと三河エジソンさん、
私の中で重なります。