抱っこと抱きしめの違い
突然ですが、みなさんは 温もり という言葉から何を想像されますか?
母に抱かれていた幼い頃の感覚が蘇る、心が温かく優しさに包まれる素敵な言葉・・・。
日々、赤ちゃんに囲まれ、赤ちゃんと過ごした元職場では
温もり は、かけがえのない宝物になっています。
おっぱいを飲みながら、母親のリズミカルな呼吸や揺れ・心臓の鼓動を感じつつ
肌で温もりを感じていくそうです。
脳は、複雑多岐な仕事をこなす高性能な器官。
医療従事者である私自身も、脳は司令塔であり脳に勝る器官はないと思っていました。
ところが、皮膚は中枢神経と同じく外胚葉から形成され、
そして、皮膚知覚には、触覚・圧覚・痛覚・温覚・冷覚など多くの感覚を
伝える特徴があるのです。
『皮膚は露出した脳である』
赤ちゃんの触れ、抱くことは、この世に生を受けた小さな命に、
優しさと安心そして、温もりを介して愛と伝えてくれるのです。
胸に抱かれる赤ちゃんは、穏やかな表情で親の顔を見たり、
夢見ごこちで眠りについたり・・・。
皮膚知覚は、脳に勝ると劣らないと赤ちゃんと過ごした元職場で実感していました。
抱っこは赤ちゃんの全知覚を適度に刺激し、情緒を育む最高の手段だと・・・。
元職場の赤ちゃんは、両親に抱かれる 温もり が最高のご褒美!!
赤ちゃんとご家族に寄り添いながら、日々、目に見えない何かを感じていました。
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遠藤さんは講座の中で、抱っこと抱きしめは違うと言います。
遠藤さんは、抱きしめるは子に落ち着きを与える究極の術だと。
私は、子育ちに出逢うまで抱っこと抱きしめるを同じような感覚で
捉えていたように思います。
赤ちゃんの頃の抱っこから、子が歩けるようになると抱きしめ法に変容していくのです。
スキンシップ - 日本の文化に組み込まれているもの
川の字 抱っこ おんぶ などなど・・・
タッチ - 手当て
ハグ - 抱きしめで日常生活に取り入れて
遠藤さんは講座で
【スキンシップ、タッチ(触る)、ハグ(抱きしめる)はそれぞれ違う、
日本人は子と一緒に寝る家庭が多いので、スキンシップはできている。
ただ、ハグ(抱きしめる)習慣がないので、ハグを取り入れるように】と、
強調してお話をしてみえます。
うみくんもおやすみとおはようの際にぎゅーを取り入れてます。
(子育ち講座を受講のお母さん方は抱きしめを生活の中に取り入れてみえます)
また、困った時、不安な時、嬉しい時、寂しい時など
自分から「お母さん、ぎゅーして」と私に抱きつきます。
そして、うみくんに寄り添いながら、つながりを実感しています。
(2/16 記事 一部修正変更して再投稿)