決断の瞬間
今朝のできごとです。
身支度を整えているうみくんに
「ずーと抱っこできるかなぁーって思ってたけど」
「できなくなっちゃうものなんだねー」
と母。
「何、言っちゃってんの?」
「母は何言っちゃってんのー」
と、言うとうみくんは母の手をギューと握りしめました。
-おしまい-
玄関で身支度を整えているうみくんの後ろ姿に
ふと、そんな言葉が出ちゃった母です。
急に何言っちゃってんのよー、お母さんはー
なんていう感じのうみくんでしたが
身支度を整えて玄関から出る時
おもむろにギューと母の手を握ってから
登校していきました。
背丈もグーンと伸びたうみくんの後ろ姿に
母親から母へと移り行く瞬間を
私が感じた故に出た
今朝の言葉だったのかも知れません。
そんな母の心を知ってか知らずか
うみくんにギューと握られた温もりを感じつつ
母親卒業に向けて母の決断を誘った
今朝のできごとでした。