託児での子のテリトリー②
先日の託児でのできごとです。
託児をご一緒させて頂いた際にMさんが
「託児をする際には
託児者とお子さんの相性というか波長というか
そういうのも微妙に影響しますよね・・」と
お話しをされました。
Mさんのその感覚、私にもわかります。
要はお子さんにどのように対応するかで
お子さんの反応が違う、ということだと思うのです。
泣いているお子さんの対応が一番わかりやすいのですが。
泣いているお子さんを無理に泣き止ませようと思っても
そう簡単には泣き止みません。
多分この感覚は、
「寄り添う」ということに類似するのだと
私的には思っています。
親が子に寄り添うとか
医療従事者が対象となる方に寄り添うとか
保育者が寄り添うとか・・・。
以前のたより№211のもりのつぶやきにも掲載されていました。
静岡新聞の夕刊の記事で
「患者に寄り添う気持ち」と題して
医療従事者の立ち位置から
お友達が「がん」になったら、何とお声をかけますか。
という問いかけから始まるコラム記事でしたが
遠藤さんのコメントがとても印象的でした。
「本人が自分の心を整理して前を向くまで
同じ態度で寄り添うこと」
これが
「真似で返すこと」
「物語をありのままに語り返すこと」
のひとつの定義です。
同じ態度(力)で寄り添う、ということが
私の必殺技「隠れ蓑の術」の訳です(笑)
乳幼児の託児の現場では
この「隠れ蓑の術」が使えるか否かで
託児者に対するお子さんの反応もぐっと変わってくるのです。
この感覚を同じように感じている方がいらしたことが
この上なく嬉しくて!!
至るところで子育ちを感じている今日この頃です。