我が家の師走~2016~
母が幼い頃は毎年、28日におもちつきをしていました。
年課の歳時のひとつとして
亡き母や妹たちと
鏡もちやお正月のお雑煮用や
お裾わけのものなどたくさん準備したのを覚えています。
一つ下の妹の嫁ぎ先は
今でも毎年、家族総出で
杵と臼でおもちをついて準備をするそうです。
「明日はさー、お餅つきの日だからさー」と
一昨日、電話で話をしたところです。
昨日のできごとです。
「うみさんー、お鏡さん、かざるよー」と
母が言いました。
電車の路線図や地図、電車図鑑を眺めながら
何やらやっていたうみくんが
「今さー、これやってるからさー、
もう少し待ってくれるー?」
と、言いました。
「はーいー」と、答えると
母は台所で夕飯の支度をしていました。
しばらくすると、母のところにやってきて
「お母さん、本物のやつー?」
と、うみくんが言いました。
「らでぃっしゅのお兄さんが
届けてくれたお鏡さんだよー」
「なんだー、本物じゃないじゃん!!」
と、うみくんが言いました。
-おしまい-
そうなんです・・・。