~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

我が家の師走~2016~

母が幼い頃は毎年、28日におもちつきをしていました。
 
年課の歳時のひとつとして
亡き母や妹たちと
鏡もちやお正月のお雑煮用や
お裾わけのものなどたくさん準備したのを覚えています。
 
一つ下の妹の嫁ぎ先は
今でも毎年、家族総出で
杵と臼でおもちをついて準備をするそうです。
 
「明日はさー、お餅つきの日だからさー」と
一昨日、電話で話をしたところです。
 
 
 
昨日のできごとです。
 
「うみさんー、お鏡さん、かざるよー」と
母が言いました。
 
電車の路線図や地図、電車図鑑を眺めながら
何やらやっていたうみくん
「今さー、これやってるからさー、
もう少し待ってくれるー?」
と、言いました。
 
「はーいー」と、答えると
母は台所で夕飯の支度をしていました。
 
しばらくすると、母のところにやってきて
「お母さん、本物のやつー?」
と、うみくんが言いました。
 
「らでぃっしゅのお兄さんが
届けてくれたお鏡さんだよー」
「なんだー、本物じゃないじゃん!!」
と、うみくんが言いました。
 
-おしまい-
 
 
そうなんです・・・。
我が家はといいますと・・・お餅つきはせずなので
鏡餅はらでぃっしゅのお兄さんが
届けてくれたものなのです。
 
 
うみくんは幼稚園の年課で
毎年、杵と臼でのもちつきを体験して
つきたてのお餅を
きなこや砂糖醤油でいただいていました。
 
だから、らでっしゅのお兄さんのお鏡さんは
本物ではないようです・・(苦笑)
 
母がいろいろと思い返しながら
物思いにふけっていると
「ねー、うし、とら、うー、たつ、みー、うま、ひつじ
さる、とりー、とりだねー」と
うみくんが言いました。
 
 
他界した母のように季節の歳時を
細やかには取り入れることはできませんが
亡き母の姿を思い浮かべながら
できる限り季節ごとを取り入れていきたいと
思っています。
 
温故知新。
うみくんと古きよきことに触れながら
母の幼い日々の歳時を
懐かしく思い返せるのもいいなーなんて
感じている師走です。