~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

となりの芝生に思うこと⑤

遠藤さんは講座の中で、育児は失敗してありき
人は感情的な生き物であることが前提だと言われます。
◆関連記事→ 子との暮らし
 
 
私はこの失敗してありきという言葉に
後押しされながら育児をしていると感じています。
 
 
そして、育児は正解、不正解ではなく
適切か否かであるとも思っています。
ここが看護や介護に似ているところなのですけど・・・。
 
 
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先日のえんどうまめの会に参加された
今年度受講のTさん、こんなお話しをしてくれました。
 
「お兄ちゃんの時と下の子の時と
全く真反対の育児をしているんです・・・」
少しうつむき加減で静かにお話しされました。
 
上のお子さんは中1で13歳1カ月になる男の子です。
下の子は2歳4ヶ月になる女の子。
 
お兄ちゃんが幼い頃に通っていた幼児教室では
お兄ちゃんが鳥を指さして「ちっ!ちっ!」と言えば
「お母さん、ちっ、ちっ、ではなく鳥です」
 
「ぶー、ぶー」と言えば
「お母さん、ぶー、ぶー、ではなく車です。
いいですか?きちんと正しい言葉で教えてあげてください」
と言われていたのでお兄ちゃんには
まねで返したことがなかったそうです。
 
「以前、遠藤さんに講座で
『上の子はこのままいくと不登校家庭内暴力になるよ』と
言われて、この人は何を言っているんだ・・と思ったんですけど
今、遠藤さんに言われたことがよくわかります・・。」
「あのころの私は子育ちを知らなかったので
お兄ちゃんに申し訳なくて・・」とも言われました。
 
 
育児って母の人生そのものですもの。
間違ってたかも・・と思うと否定されているようで
居たたまれなくもなります。
 
ですが、遠藤さん。
こうも言われます。
「育児に対して良い、悪いはない」
 
私はこの言葉に尽きると思います。
 
良い悪いではなく適切か否かなので
適切ではなければ違う方向から
アプローチしてみるということ。
育児ってその繰り返しなのかも知れません。
 
Tさんも年齢の異なるふたりのお子さんをよく見てみえます。
ですから、戸惑い迷うのです。
そして、Tさんがお話しされることに
いつも新たな気付きを頂いています。
 
 
育児における孤立という失敗は
避けること、しないようにすること
 
 
やっぱりこれが一番大事・・。
改めて感じて感じた会になりました。