~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

「したい」性と自由

うみくんの幼稚園で毎月配布される「ともに育つ」。
子育ての参考になるような記事を
掲載している保護者向けの書籍です。
 
その中に興味深い記事がありました。
 
「子どものしたいことをさせるようにしています」
ある親御さんが言われたのだそうです。
 
子の自由意志を尊重し、主体性を育てたいという
ことなのですが、それはともすれば
「子どもの言いなりに、したいことをさせ、
したくないことをさせない」
という危険性をはらんでいます。
 
「子どもがしたいことをさせる」という中には
子が「~したい」と言うことに対して
本当にしなければならないことなのか
むしろしてはいけないことではないのかを
大人(親)が判断をする必要性がでてくるのです。
 
さらに、自由にのびのびと、という
意味合いも含まれていますが
自由とは「自ら由る」ということなので
何かを自分で選び取っていくという権利になります。
 
ですがそこには「責任」が伴います。
自分で自分を抑制し、ブレーキをかけることができる
という「責任」です。
 
ですから自由は本来、自由奔放とか勝手気ままとは
むしろ反対の意味になるのです。
 
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もうひとつ。
子がなかなか起きてくれない。
仕方なく親が起こす。
 
「起きろ~」「お願いだから起きて」
というのが日本の定番とも言えますが
ある外国の方のお話しでは
子が自分で目覚ましをかけて
起きてくるのが一般的な習慣なのだそうです。
 
そして親は子がなかなか起きてこなくても
決して声をかけない。
それで子が寝坊しても
それは子の自由(責任、ではない)なのだそうです。
 
 
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私はこの記事を読んで遠藤さんの
「自由はやりたい放題ではない
一定の秩序のうえに成り立つ」
というこの言葉が過ぎりました。
 
そして、子育ちだなーと思いました。
 
指示は判断の見本、決断と行動が主体となる子育ち。
 
日課を安定させて、環境を整えて場面区別をして
指示出しをしていれば
親が子の「~したい」ってことに対して
いちいち判断しなくっていいってこと。。。??
 
そういうこと・・ですもの・・。