~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

我が家のお小遣い事情~うみくんと通帳~②

先日、うみくんあてに簡易書留が届きました。
うみくんの新口座のキャッシュカードでした。

前回の記事での口座開設の様子について何人かの方からリクエストを頂いたので
今日はそのあたりのことに触れて綴りたいと思います。

銀行に到着して、まず、整理券を手にするうみくん
うみくんが小学校に入学する頃から
税金の納入や窓口での手続きなど銀行に行く用事があるときは
なるべくうみくんと出向くようにしていましたので
この辺りの手順は心得ています。

整理券を手に椅子に腰かけて順番を待ちました。
この日は利用される方が少なめでしたから
すぐに、うみくんの整理券番号が呼び出されました。

窓口で新規口座の開設をお願いすると
母の身分証明書とうみくんの出生のわかるものの提示を求められました。
母が窓口の方に手渡すと
「こちらにお越しくださいませ」と窓口の方から
少し離れた場所に案内してもらいました。
うみくんと一緒に歩いていると
「お母さん、何かちょっといつもと感じがちがうね・・」と
やや神妙な面持ちで母に呟きました。

しばらく、うみくんと椅子にかけて待っていると
先ほどの窓口の方が対面に座わり口座開設の手続きを担当をしてくれました。
目の前に幾種類かの用紙を並べてうみくんに説明をし
「書類のご記入はご本人にお願いします」と言いました。

まず、一枚目の書類をうみくんが記入して窓口の方に手渡すと
書類を見ながら申し訳なさそうに
「すごく綺麗に書いてくれたんだけど・・
字が少し小さいのでもう少し大きく書いてくれますか?」
と、担当の方が言いました。

記入スペースの三分の一辺りに細々とした字で記入してある用紙を指さしながら
「うみさん、この文字の大きさでこの枠に入るくらいで」と
母がうみくんに指示出しすると、うみくんはこくりと頷きました。
「では、もう一枚かいてくれる?」と担当の方が
うみくんに新しい用紙を差し出しました。

うみくんは一度大きく深呼吸をすると用紙の記入を始めました。
一字一字をゆっくりと書き終えると担当の方に差し出しました。
うみくんの記入した用紙を手に取り
「わぁー、いいねー!」と、担当の方が笑顔でうみくんに言いました。
そして、他の用紙を二枚ほど並べて
「あと、こちらの用紙にも同じようにお願いします」と、うみくんに言いました。
「はい」と少し小さめな声で返事をすると
うみくんは同じように用紙を書き始めました。

三枚目の用紙には質問項目があり担当の方がうみくんに質問しながら
うみくんが当てはまる箇所にレ点チェックをしていきました。
「キャッシュカードの絵柄はどのデザインにしますか?」と
聞かれたうみくんは迷わずひとつの絵柄を選びました。
さらに、担当の方は続けて
「暗証番号ですが、4桁の数字でお願いしています」
「こちらに記入をお願いします」と、うみくんに伝えると一旦、席を離れました。
うみくんは母に
「ぼく、もう、決めてあるんだよねー」と、言うと
指定された箇所に4つの数字を記入しました。

最後に「親御さんにお聞きします」と担当の方が母に
なぜ、この銀行をえらんだのか、どういう目的で口座を開設するのか
という質問をしました。

母はうみくんが小銭貯金をしていること
今までは母の口座に入金してから本人に渡していたこと
家から歩いてこれる範囲内であること
この春から高学年になるので管理を任せていくのには
いい時期だと思っていることをお伝えしました。

窓口の方は母の話に頷きながら
「当銀行をお選び頂きありがとうございます」
「お子さまの成長に寄り添える銀行でありたいと思います」
「素敵なお話しをありがとうございました」
と言うと一礼されました。


この日の出来事を帰宅した海人とぉちゃんに物語るうみくん
講座でお話される出生体重で入金する口座開設は誕生の記念にもなるので
ずっと、羨ましく思っていた母でしたが
うみくんとの新規口座を開設した今日の出来事は
かけがえのないうみくんとの思い出として母の記念になりました。

この通帳とキャッシュカードを眺めるたびこの日の出来事に想いを馳せる
そんなうみくんの物語であってほしいなぁーと密かに願う母です。