根拠のない自信のその後

前回の記事のうみくんのその後ですが・・・。

お楽しみ会では無事にネタをやり終えたようで

「おかあさーん！やっぱさー、結構うけたー」

と、嬉しそうに帰ってきました。

母への報告はそれのみで

何をやったか、どんな感じだったかは一切語らずです。

海人とぉちゃんには厚切りジェイソン風でネタを披露し

「まぁ、そこそこうけたー」と語り

他の子が何をどんな感じでやったのかも話したそうです。

「なんだろうねー、あの、根拠のない自信というか」

「人前でやろうと思うとこは俺にはない部分だなぁー」と

（※できる、できないではなくやる、やらないなのだと母は密かに思っています）

海人とぉちゃんも感心しきりでした。

講座の中でも子育ちっ子には

この根拠のない自信を持ち合わせている子がいる、というお話を

お聞きすることがありましたが

うみくんには縁遠いお話だと私は感じていたのですが・・・。

うみくんの「理由はないけどなんか上手くいきそうな気がする」という

予感や信念のような感覚を羨ましく思う海人とぉちゃんと母。

「今、仕事をするうえでも物事を考えていくうえでも

こういう感覚はすごく必要だとおもうねぇー」と、

職場で人事に関することや育成に関することにも

携わっている海人とぉちゃんは日々、感じているそうです。

そういえば以前、

「子どもは、何かしらのしっかりとした自信を持っている。

そこには大人が必要と感じる確かな根拠（証拠、事実）の有無は関係ない」と

それが自己肯定感と言われる源泉となり得るのではないか、というような

そんなお話をある講演会で聴いたこともありました。

根拠のある自信は挫折すると消えてしまうものですが

根拠のない自信はその子が持ち合わせている感覚なので

消えることがなく自己肯定感に繋がる、という内容だったともおもうのですが。

「理由はないよ、でも何かうまくいく気がするんだよねー」

そんなうみくんの根っこのような部分を大事にしたいなぁーと

うみくんを垣間見ながら思う母です。