~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

ありのままでいい、ということ

一昨日の水曜日は子育ちの修了生講座でした。
この会場は今年度で閉鎖になるので
この会場での講座は最後になりました。

参加してくださった修了生の方の年度も
多岐にわたりまして
こちらの地区での時間の流れと歴史にも
感慨深いものもありました。

最近、「子も母もありのままでいい」という子育ち理論に
救われている、というお声を多く耳にしています。


私は乳幼児のお子さんがいらっしゃるお母さん方から
育児に関する相談を受けることもありますが
中には「母親はこうであらねばならない」という
固定観念に押しつぶされそうな方もいらっしゃるのです。

以前、たよりの№211に掲載されていましたが
情操、情動という感情は
子のみならず母親もありのままでいい、
出してもよいということ。

情動による怒りは、相手(子)を受け止める怒りで
情操による怒りは説明(叱る)という行為なので
やはり、相手(子)を受けてめている。

だが、気分という怒りは相手(子)を拒否する
相手を受け止めていない怒りなので
自己嫌悪に陥ることになる。

この情動と気分の関係において問題になるのは
情動が気分のきっかけになり
情動と気分がごっちゃになってしまうこと。
こういう場合こそ
情動と気分を区別することが重要になる。


私はいつもこの言葉を念頭におき
お話しをお伺いしています。

相談にみえる方の多くは
子との関係性の中で湧き上がる感情すべてが
不の連鎖へ繋がるのではと思い悩み
感情を押し殺そうとしてみえるからです。

私にはそのお心が痛いほどわかります。
私自身も同じような想いを抱えていて
子育ちに出逢わずにいたら
もしかしたら、育児が破綻していたかも・・・と
感じているからです。

子育ち理論では、我が子に愛情があるのが前提だが
愛情をもてなくてもいい。
もし、わが子に愛情がもてないのなら関心を持てばよい。
さらにもし、わが子に関心が持てないのなら
母親としての役割を淡々と果たせばよい。

その母親の役割を果たす方法論が
子育ち理論にはある、と
相談のお話しに耳を傾ける度に実感する私です。


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