意識するということ
夕学習での出来事です。
宿題をやり始める前に
「お母さん、今日だけ勘弁して!」
「お願いします!お願いします!」
と、母に懇願するうみくん。
両手をこすり合わせ
頭を下げながら母を拝むように
何度も何度も言いました。
「はい、わかりました」
「うみさんの書き取りを見てから考えます」
と、母が言うと
うみくんは学習空間に座り
宿題を始めました。
-おしまい-
うみくん、「書くことが苦手」です。
うみくんが書いた字は読めないことが多々あります。
宿題の漢字ノートには
「一字、一字、ていねいに」と
毎回、先生からのコメントがあるのですが
一向に丁寧に書く兆しが見られずでした。
昨年、もりのへお邪魔した時に
madamdonguriさんから
「綺麗な字でなくても丁寧な字」についての
アドバイスも頂いていたのですが・・・。
うみくんは字を書く際の指先を使う細かな作業に
困難さも生じているようで
漢字ノートのマス目の空間を捉えにくく
文字のバランスが極端に悪くなり
丁寧さに欠ける字になってしまうようです。
そこで、うみくんに漢字の宿題に対して
母がマスの空間をとらえることができるように
マスの感覚がわかるような漢字の書き取りを
自主学習として余分にしていましたが・・・。
母とのその自主学習の書き取りを
「今日だけは勘弁してほしい」と
母に申し入れをしてきた訳です。
そんなうみくんの申し入れを受け入れながら
字を丁寧に書くことができるか、否かは
うみくんが丁寧に書く、ということを意識して
やるか やらないか、なのかな・・と
うみくんの漢字ノートを眺めている母です。