日課と習慣~記憶の集積~
昨日の出来事です。
朝学習で学習空間に座ったうみくんが
「お母さん、昨日さー、やってないよねー」
朝学習のノートを開きながら言いました。
「ホントー、朝も夕方もやってないー!!」
と母が少し大袈裟な声で言うと、うみくんは
「初めてじゃない?全然やらなかったのってー」
と、言いながら問題を解き始めました。
しばらくして「あー、終わったー」
と、言うと
「お母さん、全然、○がつけてないじゃん」
「ぼくがさー、○つけするわー」
「答えはどこ?」
と、うみくんが言いました。
-おしまい-
うみくんの自宅学習となるものには
大抵○つけはせず、そのままにしてあります。
成長が緩やかで感覚過敏という
感性を持ち合わせていたうみくんに対し
「できる、できない」という学習内容に重きを置かず
「やる、やらない」という
机上に向かう所作や型などを重視して
日課の中に学習を生活の一部として取り入れたいと
思っていたからです。
入学前の年長さんからスモールステップで
取り組んできましたが
うみくんが自分で○つけをしよう、と
思うとこまできたんだなぁーと
感慨深く振り返っています。
最近のうみくんを見ていると
行動の8割は習慣化されているとも感じています。
朝起きてから夜眠りにつくまでの行動は
毎日同じようなパターンで
繰り返されているなぁーとも思っているのです。
最初の頃は母に指示出しされて
意識しながらの行動でしたが
今では母の指示出しなく
頭で考えずとも身体が動く、
そんな行動ができるようになってきました。
これが「日課が身体に沁みこむ」という
習慣化のなせる業なのでしょうけど・・・。
そういえば、以前
「習慣とは長期記憶の集積である。
何度も繰り返し反復することで
考えずとも身体が動くという
脳の神経回路を集積する記憶となる。
この脳の神経回路を集積しているのが
長期記憶で習慣の正体となる。」
と、学生の頃、心理学で学んだような気がします。
習慣化には反復とスモールステップ、パターン化が
キーワードになるのでは・・・と
うみくんを垣間見ながら
物思いにふけっている母です。