子育ち合宿~小6女子チーム~2016<後編>
小6メンバーが主力の女子チーム。
絶妙な役割分担で朝食の約60人分の食器を
洗ってくれました。
その絶妙な役割分担というのが
●食堂の各テーブルを回り食器を集める
↓
●厨房のカウンターへ運ぶ
↓
●カウンターから洗い場へ運ぶ
↓
●洗い場で食器を洗う
と、まあ、こんな流れで個々に応じた役割分担がなされてました。
まず、各テーブルを回り食器を集めて
カウンターへ運ぶのが小1、2の女子、2、3人。
初めはひとつ、ふたつの食器を手で運んでいましたが
そのうちトレーに乗せて運ぶようになり
カウンター付近のテーブルへ運ぶと
テーブルからカウンターへ運ぶ子へと渡す。
次にカウンターから洗い場へ運ぶのは
小2の女子、1、2人。
ふたつの洗い場へお皿を洗う状況を見ながら
分けて運びいれます。
そして、最後の洗い場担当は小6の女子の
主力メンバーのふたり。
洗い終わった食器を種類別にかごへ入れるのは
洗い場へと振り分ける子が兼任していました。
朝食を終えて、私も厨房に入り
細々とした片づけやかごに納められて食器を
大型乾燥機に入れるなどしていましたが
自分たちでより効率よく動けるように
適宜、修正、変更しながら動く姿は圧巻でした。
その女子チームの姿に小6女子に
師として憧れを抱く様も垣間見ることができました。
女子チームを含めた小学生は
朝、5時起きでパン作りをしています。
どの子も慣れた手つきで捏ねていきます。
そして、7時半の朝食には
手作りの焼き立てパンが並んだのです。
実は、このパン作りは今年初の試みなのです。
総勢60人の大所帯で
ごちゃつきもなく朝からパンを捏ねるとは・・。
手際良く事が運ぶのは各テーブルに
その場でその都度やることを伝える
お世話役の担当の方がついているからだなぁ~と
厨房で食器の準備をしながら眺めていました。
そして、ごちゃつきがないのは滞りなく生活が流れている、
今年の合宿はこの辺りも絶妙なバランスなのかなぁーと
思っていました。
各ブース(場面)で個々の日課で流れ
それぞれの日課が調和してる、と
いうことに尽きるのかもしれませんが・・。
大人も小人も適材適所にそれぞれに応じた流れで
各ブース(場面)の中でそれぞれが個々の役割を
果たしていたのでは・・とも感じています。
初の試みに挑戦したり
電気系統のトラブルで入浴時間が30分遅れ
スケジュールの変更も余儀なくされていたのですが
大きな崩れもなく、淡々と流れていくので不思議です。
日課の調和とそれぞれの役割について
師として憧れを抱くことや
指示は生活の流れをつくること。
日課は行為の流れで生きている証なのだと
改めて子育ちの奥深さを実感する合宿になりました。