母の情動と子のＥＱ③

昨日は食についての栄養学のお話しを

聴きに行ってきました。

 

病気になりにくい身体をつくる食のとり方や

子の免疫力を高めるにはなど

興味深いお話しに聞き入ってしまいました。

 

私のお隣に座っていたのはＥさん。

先週のお試し講座でもお会いして

今年度、子育ち講座を受講予定です。

 

「ちょっと、お話しきいてもらっていいですか・・？」と

今年、年長さんでうみくんよりひとつ年下の

男の子のお話しなんですが・・。

 

「もうー、私、すっごく怒れて切れちゃったんですよー」

とＥさん。

「ある！あるー！私も今朝、そんな感じだったよー」

なんて話しつつ、Ｅさんのお話しに耳を傾けます。

 

Ｅさん、普段はパンをお子さんに食べさせていないのですが

その日はおにぎりをみっつとパンをひとつ

持っていたのだとか。

 

おにぎりを食べてもお腹が空いていたら

パンを食べることにしていたそうです。

「おにぎり食べたけどお腹が空いているから

パンが食べたい」とＥさんの傍にきたお子さん。

 

「じゃぁー」とＥさん、パンを４つに切り分けて

「あとのふたつはお母さんの分」と

ふたつをお子さんに渡したのだとか。

 

しばらくすると、

「パン食べたけどまだお腹がすいてるー」と

またまた、Ｅさんの傍まで言いにきたので

お腹が空いているのなら・・と

渋々、残りのパンも渡したのだそうです。

 

そして、帰宅し、お弁当を開けてみると

おにぎりがふたつ残っていたのだとか。

 

「それを見たら私、激怒しちゃって・・」

泣き叫ぶお子さんの傍を離れて

落ち着こうと思うのだけど

なかなか怒りがおさまらず・・。

 

「大人げないとは思ったんですが・・」と

お子さんのことを少し避けるように

していたのだそうです。

 

すると、ふと、お子さんが切なそうに

Ｅさんを見つめた顔に

「わぁー、ごめんねー」と

一瞬にして情動が落ち着いて

お子さんを抱きしめたそうです。

 

 

「本当に大変だったんですよー」と言いながらも

Ｅさん、穏やかにお話ししてくださいました。

 

そして、なかなかやるなぁーと

私はお子さんを見つめちゃいました。

 

お子さんはパンを食べたい一心で考えた

苦渋の選択だと思いました。

 

おにぎりを食べないと食べたいパンは食べれない。

でも、おにぎりをみっつも食べたら

パンを食べる余力は残らない・・。

ならば、おにぎりを一個にしておいて

パンを食べるという行為にでたのです。

 

そして、お子さんもおにぎりを食べたとは言っても

全部食べたって言ってないんです。

 

そのことをＥさんにお伝えすると

「あー、そうなんですねー。

ほんと、普段はパンを食べさせてなくって

食べたくて仕方がないみたいで・・」とＥさん。

 

 

Ｅさんは子育ちのベースができている人で

ＯＢのＨさんわらべうたにも来てみえて

また、Ｓちゃんのイベントにも参加してくれている方です。

 

子育ちに出逢ったのは4、5年ほど前なので

「ちょっと、遅いのでしょうけど・・」と言ってみえましたが・・。

 

 

大丈夫ですよ～♪

遅くないですよー！

きっと、子育ちの醍醐味に触れながら

講座を受講できると思います。

 

私はＥさんとお話ししながら

そう、感じました。