うみくんの情動
今日のできごとです。
おでかけの身支度をしていたうみくん。
「お母さん、エプロン着たよー」と母に見せました。
見ると、エプロンのボタンを留めずに
着たように見せていました。
「あれー、ボタンが留めてないよー」と母が言うと
ニヤッと笑い
「しょうない(場内のこと)アナウンスにしたがって
走行してください。エプロンのボタンをしてください」
と、言いました。
母もニヤッと笑い
「はい、わかりました」とボタンをとめました。
すると、うみくん。
「しょうないアナウンスにしたがって走行してください。
ハンカチとティッシュをいれてください」と言いました。
「はい、わかりました」と母はエプロンのポケットに
ハンカチとティッシュをいれました。
名札、ジャンバー、お鞄、次々同じように
母に指示出しをしていたうみくん。
突然大声を張り上げて
「わぁー、お母さんー!水筒がありませんー」と
叫びました。
うみくんのその声にビックリしながら
「あー、忘れちゃったー」と
母の慌てふためく姿にうみくん、
ケタケタと大笑いしました。
その声を聞いて母もケタケタと笑いました。
-おしまい-
母が見ていてもうみくんは感情が豊かです。
情動も激しいのですが
この感情豊かなうみくんを母は羨ましく眺めています。
最近は園バスを待っている間、
エントランスでふたり遊んでいます。
うみくんが考えた遊びで白、グリーン対決!
これが日課になっています。
鬼ごっこの変形版のようなもので
キャッキャ、と走り回りながら遊んでいます。
その二人の姿にマンションの住人の方が
「いつも楽しそうに遊んでいるねー」
「うみくん、ホント、嬉しそうに笑うねー」
などと、お声をかけてくださいます。
そして、みなさん、笑顔になります。
「何だかこっちも元気になるねー」と
周りの方を一瞬にして笑顔にしてしまう
そんなうみくんを
母はやっぱり羨ましく眺めています。