~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

うみくんと歯医者さん 前編

先週の6月4日は私のお誕生日でした。
この日は6(む)と4(し)の語呂合わせで
「むし歯予防の日」と言われています。
さらに6月4~10日までの1週間は
歯の衛生週間」とされています。
 
うみくん月に1度のペースで
となり町のかかりつけの歯医者さんに通っています。
ブラッシング指導や定期チェックもかねて
昨年からのお付き合いになります。
 
実はうみくん、虫歯があるんです。
その治療のために訪れたのがきっかけで
定期的に通院するようになりました。

うみくん、今では難なく歯医者さんの診察室へ行けますが
そこに行きつくまではかなり大変でした。
 
きっと、この歯医者さんでなければうみくん
今も歯医者さんへは
通院できなかったかも・・・、いつも海人とぉちゃんと話してます。
 
そんなうみくんと歯医者さんにまつわるできごとを綴ります。

 
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うみくん、1歳6ヶ月の健康診査で前歯の乳歯(乳中切歯)
2本の歯間に虫歯らしきものが・・・。

まだ奥歯も生えていないこの時期に虫歯になるなんて・・・と、
かなり強い口調で指摘を受けて、
ヘコんでいた私に追い打ちをかけるように
「まだ、おっぱいを飲んでいるからですよ!
母乳は虫歯の大敵なんです!」と
言われてしまい、虫歯は私のせいだ・・と激しく落ち込みました。
 
早目に歯科受診をするようにと指示を受け
近くで小児歯科があるところを探しました。
幸い、自宅から歩いて5分ほどのところに
新しい歯医者さんが開院していて
そこで、小児歯科もやってみえたので早速、予約をし受診しました。
 
とっても綺麗な歯医者さんで受付の方の対応もよく安心しました。
うみくんを抱いて診察台に座り、歯のチェックをしてもらいました。
 
「虫歯もどきなので歯の再石灰化が可能だから心配しなくて大丈夫」と、先生の言葉に安堵したのを今も覚えています。
歯のブラッシング指導を受けてその日は帰宅しました。
 
2週間後、再受診したのですがその時が大変でした・・・
前回と違う歯科衛生士さんがうみくんのブラッシングをしたら
うみくん、泣き叫びました。
 
かなり嫌がるうみくんを半ば押さえつけるように
ブラッシングをする衛生士さん。
うみくんの歯肉から出血し口の中が血まみれに・・・。
あまりの出来事に私は茫然としてしまいました。
 
「この子は虫歯ができやすいから歯肉も弱い。
だから出血しちゃうんですよ!」と、
強い口調で言われました。
泣き叫ぶうみくんをなだめ、帰宅したものの
血だらけになったうみくんの姿が忘れられず・・・。
 
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それからうみくん、歯ブラシをみると泣き叫ぶようになりました。
口を開けようとしません。
私は泣き叫ぶうみくんが口を開けた瞬間に歯ブラシをさっと入れて
歯磨きをすることが続きました。
 
そして、うみくんが2歳になって2歳児歯科健診では
再石灰化でき虫歯はありませんでした。
その時、健診をしてくださった歯医者さんに
「お母さん、大変だったね。
これだけ口を開けなくってよく歯を磨いていたね」と言われ
涙が出そうになりました。
 
その後、3歳児健診でも虫歯は指摘されず
4歳になった幼稚園の歯科健診で
左側の第一乳臼歯に虫歯らしきものが見つかりました。
 
この頃になると、押さえつけて歯を磨くことはできないので
うみくんが寝てから、こそっりと口を開けて歯を磨いていました。
 
きっと、奥歯までしっかり見えず磨けなかったのかな・・・と
思いつつも
母がこっそりと磨くにも限界を感じていました。
 
そこで、うみくんに歯医者へ行くことを提案しましたが
頑として首を縦にふらず、
何とかうみくんを歯医者さんの入口まで連れて行っても
中に入れず・・・。
 
どうしようかと思案していたら、ある日のえんどうまめの会で
あるお母さんから歯磨きや歯科にまつわる相談を受けた
子育ちOBのHさん、
「歯医者は自分で行きたいって思わなくっちゃ行かないよ、きっと。
歯磨きもそうで、自分でやらなくっちゃ。
私も、無理にしてないよ。」と、
この言葉で私に覚悟ができました。
 
もちろん、子育ちを受講してから
日課での歯磨きの指示出しはしていましたが、
歯磨きをやるやらないはうみくんの自由。
 
 たかが「虫歯」・・。
もし、うみくんが虫歯を経験したら、その経験を次に生かせばいい。
そう思えるようになりました。
 
 
以前の私は母乳のあとは白湯やお茶。
歯磨きができない時は乳児期はガーゼでふいて、
健診で虫歯もどきを発見してからというもの
何とか歯ブラシできるようにと私ができることをやっていました。
 
うみくん自身が歯磨きをしないなら、寝てからそっとブラッシング、
3歳までは市販のお菓子はほとんど食べささず、
歯にいいと言われることも試みて、
でも、私がいくら頑張っても
うみくんが自分で磨かなきゃ一緒なんだ・・・、と
今まで私の中でくすぶっていたものがふっきれた感じがしました。
 
そこで、歯科受診は無理強いせずに、見守ることにしました。
 
案の定、うみくんの虫歯は進行していきました。
そして、ある日、夜遅く寝ていてうみくん
歯が痛いと泣き出しました。
 
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少し長くなったのでこの続きは後編へ。