~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

バリデーションとよりよく生きること

昨日は、お寺さんの永代供養でした。
我が家の年課のひとつで毎年、お義母さんとご一緒しています。
お義母さんとふたりでお話しできる唯一の時間でもあります。
 
昨日の法要は休憩まで少し長めでした。
お参りにいらした方も110名と多く、
お寺の本堂もたくさんの方がいらしてました。
椅子にかけていた私も、少し腰が痛くなりました。
 
お焼香の時、立ち上がったお義母さんが少しよろけました。
あぁ~、お義母さんも座っているのが辛いのかも・・・。
 
 
 
「お義母さん、少し早目に失礼しましょうか?」と、
お義母さんに声をかけました。
すると、「うん、ありがとう、そのほうがいいかもね・・」と、
答えました。
 
ふたりで、実家まで15分ほど歩きます。
お義母さん、足取りがしっかりしていて歩みも速いです。
 
毎日、散歩してみえるからかな・・・。
 
 
 
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実家について、一息いれます。
 
ひとり暮らしのお義母さん。
 
さっぱり整えられた部屋や、ピカピカの窓ガラスに床。
基本的な家仕事は自分でこなしてみえます。
 
お義母さんをみていると、
穏やかな時間を丁寧に過ごしてみえるな~と、感じます。
何ひとつ、余分な物もなく常に物が循環しているなぁ。
とも感じます。
 
週末、週課で過ごす実家で、
お義母さんの日々の暮らしがわかります。
このほどよい距離間がお義母さんの
今の生活を支えているのかな・・・。
 
 
そんなことを考えていたらお義母さん。
 
最近、手が震えて字が書けなくなってきたので
書いてほしいと言われました。
 
 
自分でできることは自分でする、という意識が強いお義母さん。
 
最近、少しずつできないことが増えてきたと、
自覚しているお義母さん。
今持ち得るものを最大限生かして生活できるよう
お義母さんをさりげなくサポートできたらと思っています。
 
 
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自分でしなければ、誰も食べさせてくれず、
服も着替えさせてくれず、
体を清潔に洗うこともできない、若い時から覚悟することは
決して高齢者にとって残酷なことではないのである。
 
たより もりのの曽野さんの「昼寝するおばけ」の
文章が思い出されます。
生きる本質ともいえる子育ちの 「自ら 育つ」は 
生きる術なのかもしれません。
 
そしてこれが、
今日をよりよく生きるということに繋がるのかも・・。
 
 
お義母さんの姿から改めて
子育ちとバリデーションを感じた1日でした。