~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

急がば回れ!

子育ち講座では、
受講生の方は「子の物語」を発表します。
 
 
私は子育ちOBとして火曜日の講座にご一緒させて頂いてますが
受講生の方々が語る物語や遠藤さんのアドバイスやコメントが的を得ていて的確で
とっても得るものも多く参考になります。
 
 
先日の講座で語られた物語をご紹介します。
 
ー・-・-・-
 
 
   Yくん  4歳2ヶ月
 
3歳児サークルで取りまとめ役をしているため、やることが多く
私自身が焦っていて早く帰りたいと思っていた時の100円ショップでのできごとです。
 
買うものを手にとり、
母「帰ろう」と言うと
子「いやだ、くるまがみたい」と言いました。
母「いやだね、くるまがみたいね」と、まねで返しました。
 
何度かこのようなやりとりを繰り返しました。
 
母「少し、くるまを見ていくか」と言うと
子「うん」と言いました。
 
子が車を見ている間にメールの返信をしようと思っていたら
子に何度も話しかけられました。
 
メールをしながら、子の方を見ずにイライラしながらまねで返していました。
子から何度も話しかけられていたのに、話しかけられなくなりました。
メールをやめて、ふと、子を見ました。
 
母「Yくんは、母ちゃんと一緒に車を見たかったんだね・・。ごめんね・・。」
子「うん」と、言いました。
母「一緒にみようか」と、Yくんに言うと
子「うん」と、笑いました。
 
 
一台の車をふたりで見終えると
子「よし!帰ろう!」といいました。
母「よし!帰ろう!」とまねで返し、ふたりで帰りました。
 
 
ー・-・-・-
 
遠藤さんは
「車の台数ではないんですよね」と、コメントされました。
そして、
「これこそ、急がば回れですよ。急いでいるときこそ丁寧に」
「自分で満足すれば動く」と・・・。
 
あぁ~、そうだよな・・・・。
日常、ありがちなことです。
おでかけの時間がせまっているとか、何かと慌ただしく切羽詰まっている時ほど
子を思うように動かしたいと思いがちです。
 
そして、そう思えば思うほど子を受け止めず、自分の方に比重が傾きます。
子が満足する、本人が満足するには受け止められたと思えること。
ここに、母親に受け止められているという一体感がうまれるんですね。
 
子は、母親が受け止めてくれるという一体感が重要だということなんです・・・。
忙しいと、つい心をなくしてしまいがち・・・。
ありがちな罠にはまらないように・・・と、我が身を振り返るよい機会になりました。
 
(4/15  一部修正)