~遠藤式子育ち理論研究所~遠藤さんの子育ち

遠藤式子育ち理論実践中の子育ち家族です👨‍👩‍👧

小さな積み重ね

今月から年長さんに進級したうみくん
今月の幼稚園バスは遅バスです。
が、うみくん日課に大きな崩れはありません。
 
登園までの朝の時間をうみくんなりに過ごしています。
 
今日は、おでかけ準備のまえ、お義母さんに電話してました。
「あっ、ばあちゃん?うん、この間はやきやきパーティーありがと~。
えっ、幼稚園?うん、そう、いまから行くよ~。うん、うん、わかった。じゃぁ~ね~」と、
話し終えると私に電話を代わりました。
 
 
 
8時50分、身支度を自分で整えて、傘を持ちおでかけです。
「お母さん、じゃぁ、下でねぇ~」
と、うみくん、8階の我が家から階段で下りていきます。
「あっ、階段、気をつけてね~」と私。
「うん、わかってるって、転ばないようにいくよ~」と、うみくん
 
エレベータの前でうみくんを待っていると、6階と7階の方がごみ出しに下りてきました。
階段から下りてきたうみくんと会い
「今から?いってらっしゃい~」と、声をかけられ恥ずかしそうに下を向くうみくん
 
 
 
マンションのエントランスでは毎週お掃除にみえるおじさんに
「おっ、今から?頑張ってね!」と、声をかけられ黙って頷くうみくん
そんなうみくんを見て
「少し、慣れてくれたね~」と、嬉しそうにおじさんが言いました。
その声を背にうみくん、スタスタと歩いていきました。
 
 
雨降りの中、傘をさし、うみくんと幼稚園バスに乗車するまでの時間、家の周りを散歩します。
すると、ピンクのカッパを着た可愛いワンちゃんとおばあちゃんに行き会いました。
曲がり角でワンちゃん座り込んで動きません。
 
「この子、行きたくない方には絶対に行かなくてね~」と、おばあちゃん。
ワンちゃんのリードを引っ張りながら言いました。
「そうなんですか~。ほんとですね~。動かないですね~」と、私。
さらにおばあちゃん、「そうなのよ~。てこでも動かないの~」と、強くリードを引っ張りました。
 
 
ピンクのカッパを着た可愛いワンちゃん、びくともしません。
わぁ~、ワンちゃんも意思表示してる~。なんか、子育ちっぽいかも・・・。
おばあちゃん、くるっと向きを変え、反対側にリードを引くと、
ピンクのカッパを着た可愛いワンちゃん、すっと動いていきました。
 
あらっ、ホント~♪
「でしょ、行きたくない方には動かないから~」と、おばあちゃん。
傘を片手に、ピンクのカッパを着た可愛いワンちゃんと反対方向へ歩いていきました。
 
 
 
じっと、黙って見つめていたうみくん
「ワンちゃんさ~、あっちの草のほうがよかったんじゃない~?」と、
おばあちゃんとピンクのカッパを着た可愛いワンちゃんの後ろ姿を見送りながら言いました。
私も、後ろ姿を見送りながら、「そうか・・、あっちの草のがよかったんだね~」とまねで返しました。
 
「うん、きっとそうだよ・・」 うみくん、ぽつりとつぶやき、歩いていきました。
 
 
少し、遅い幼稚園バスを待ちながらうみくん、さしていた傘を横向きにして
「かさにいきをかけてみて!」と、言いました。
私がうみくんの傘に息を吹きかけると
「かざぐるま~~~」と、うみくん傘を器用にくるくると回しました。
 
「わあ~、かざぐるま~」と、私が感嘆の声をあげると
ちょっと、得意顔でニヤッと、笑いました。
そして、傘の回し方を私に伝授してくれました。
 
すると、今度は
「あ母さん、雨の音がちがうよ~」と、場所を移動しながら傘に当たる雨音に耳を傾けます。
ボトン、ボトン、ポタ、ポタ・・、ポト、ポト・・・。
「あ~、ホントだね~」と、私もうみくんと同じように場所を移動します。
 
マンションのアプローチのひさしの隙間で傘に当たる雨音が変化します。
「音楽みたいだね~。いろんな音するね~」と、うみくん
ふたりで、雨の音楽隊の雨音に耳を傾けました。
 
 
 
 
年長さんの新たな始まり。
うみくんと一緒にたくさん出逢います。
 
同じだけれど、同じじゃない・・・。
毎日がそんな小さな積み重ね・・・。
 
 
 
やっぱり、それが、とっても嬉しい毎日です。