春のかくれんぼと修了式

昨日はうみくん、年中さんの修了式でした。

年中さんのうみくんと、幼稚園バスに乗車するまでの時間、

いつもどおり家の周りをお散歩しました。

 

 

 

いつもは母の前を、先に歩いていくうみくん。

今日は、母と手をつなぎ田んぼの小道を並んであるきました。

歩みもいつもより、ゆっくりです。

 

 

田んぼの脇のいつもの散歩道　「可愛いお花」のイヌフグリの前で

うみくんふと、足をとめ、しゃがみ込みました。

「春のかくれんぼ～、み～つけ～た～～」と、私の手を引っ張ります。

 

私が、うみくんの横に座ると、

「ほら、お母さん、春のかくれんぼ、つくしだよ」と、指さします。

うみくんの指の先には、つくしが！！！

 

「わぁ～、ほんとだ～。春のかくれんぼさん！」と、私は歓喜の声をあげました。

 

 

   しばらく、ふたりで座り込み、

春のかくれんぼさんを眺めていました。

 

「お母さん、今日、ひまわりぐみさん、最後だよ・・」

うみくん、つくしを見つめて少しちいさな声で言いました。

「そっか～、ひまわりぐみさん、最後だね・・」と、

少し小さな声でつぶやくように私が言いました。

 

「お母さん、つくしさん、いっぱい並んでいるね」と

うみくんがいいました。

私が、うみくんの言葉をまねで返そうとすると、

　　　　　　　　　　　　　　　　　うみくんすくっと立ち上がり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　「じゃ、いこうか」と、いつもの散歩道を歩き出しました。

 

 

私が慌てて、後ろからついていくと、くるっと振り向き右手を私に差し出しました。

私はにっこと笑ってうみくんの右手と手をつなぎます。

うみくん、少し、はにかんでぎゅっと手を握り、

二人で並んで、いつもの散歩道を歩いていきました。

 

 

 

　　　うみくん、今度お散歩する時は、年長さんなんだね・・・・。

　

 

　　　　　　母は何だかちょっぴり、切なくなりました。